皮ふ科(成人・小児)

皮ふ科(成人・小児)乳幼児からご高齢の方まで、皮ふのトラブル全般に対応いたします。
皮膚疾患の種類は多岐に渡りますが、全く異なる病気が同じような見た目を示すケースが少なくありません。例えば、一見湿疹のように見える発疹が、実は真菌症や疥癬などの感染症であったり、リンパ腫やボーエン病、日光角化症、乳房外パジェット病などの悪性腫瘍であったり、時には乾癬や掌蹠膿疱症と紛らわしい場合もあります。また、発疹が全身の病気の一症状であるケースも珍しくはありません。当院では、どのような病気の可能性があるのか、どのように鑑別するか、すぐに精査・加療すべきか、少し経過を観察するほうがいいかなど、しっかり説明させていただきます。

来院時に問診票をご記入いただきますので、いつからどのような症状があるのかご確認お願いいたします。
なお、WEB予約の際にWEB問診票をご記入いただければ、クリニックでの記入は不要です。

お持ちいただくもの

    • 保険証(マイナンバーカードには対応しておりませんので、必ず保険証をご持参ください)
    • 医療証や受給者証(こども医療など)のある方はご持参ください。
    • 診察券
    • 他院で薬を処方されている方はお薬手帳などもご持参ください。

主な対象疾患

検査

下記の検査が可能です。ご希望の検査があれば気軽にお申し出ください。また、こちらが必要と判断しお勧めした検査でも、受けたくない場合やしばらく待ちたい場合は遠慮なくおっしゃってください。検査方法や必要性などをよく相談した上で、一緒に方針を決めましょう。

顕微鏡検査

水虫、カンジダ、癜風などの真菌(カビ)の検査に用います。ピンセットで患部の水疱蓋や鱗屑を取って、スライドグラスに載せ、水酸化カリウムを加えて加熱し、顕微鏡で観察します。その他、疥癬やシラミなどの寄生虫の診断も行うことができます。

抗原検査

単純ヘルペス、水ぼうそう、帯状疱疹、水虫(爪)などを検出します。15分程度で結果が出ます。

ダーモスコピー

ライトの付いた拡大鏡のような器具で、偏光レンズにより色素の性状や分布を詳細に観察できます。痛みはまったくありません。色素斑やデキモノが、良性のものか皮膚ガンなのかの鑑別に用います。ただし非典型例では1回の診察で良性か悪性かはっきりしない場合もありますので、そのような場合はしばらく経過観察することが重要です。また、疥癬の診断にもダーモスコピーが用いられます。

皮膚エコー

皮下のシコリなど、表面からは直接見えない病変の大きさ・形・深さ・内部の性状・血流などを観察できます。皮膚腫瘍(デキモノ)の鑑別診断にも有用です。また、切開などの処置の前に、エコーで周囲の血管や組織を確認することで、安全性を高めることができます。

皮膚生検

局所麻酔(注射の麻酔)をして、トレパンという器具で患部の皮膚を3-5mm円形に切って採取し、2針ほど縫合します。糸は約1週間後に抜きます。採取した皮膚組織を染色して顕微鏡で調べることにより、診断の大きな手助けとなります。安全な検査ですが、まれに局所麻酔薬に対するアレルギーや細菌感染を起こすことがあります。また、線状の傷あとが残る場合がありますが、通常はあまり目立ちません。

血液検査

各種血液・尿検査が受けられます。血球算定・CRP(炎症反応)は15分程度で結果が出ます。各種アレルゲン検査にも対応しております。

治療

いばクリニック 診察室外用薬・内服薬の処方、軟膏処置、液体窒素凍結療法、ケガやヤケドの処置、ホクロや小さいデキモノの切除、巻き爪治療などが受けられます。
皮膚疾患の治療法は、病気の種類に応じて多岐にわたります。それぞれの病状に対して適切と思われる方法を提案させていただきます。また、ご希望の治療法や治療に対する不安があれば遠慮なくおっしゃってください。患者さまのご希望やご不安を踏まえて柔軟に対応させていただきます。
なお、レーザー治療および紫外線治療は行っておりませんので、ご了承ください。
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