インフルエンザってどんな病気ですか?
インフルエンザウイルスへの感染を原因として起こる、急性の呼吸器感染症です。
発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、鼻水、咳などの症状が見られます。
例年、12月から感染者が増え始め、1~2月に流行のピークに達します。
どのように感染ってするの?
接触感染
感染者の唾液、鼻水がドアノブ・手すりなどの共用物に付着し、それを他の人が触り、さらにその手で口・鼻・目の粘膜に触れたことで感染します。
飛沫感染
咳、くしゃみ、会話などで感染者の口から出た飛沫を、他の人が吸い込んで感染します。
いつ?何回?ワクチン接種したらいいの?
従来の注射ワクチンの他に、点鼻ワクチン「フルミスト」も使用可能となりました。いずれも、毎年10~12月頃に接種します。
●注射ワクチン:生後6ヵ月~12歳のお子様は、2週間以上の間隔をあけて2回注射します。13歳~成人の方は1回のみ注射します。
●点鼻ワクチン:2歳~18歳のお子様に1回のみ接種(鼻にスプレー)します。効果は注射ワクチンと同等です。
インフルエンザワクチン接種をご希望の方へ
インフルエンザワクチン接種をご希望の方は、事前にご予約をお願いします。
予診票も下記よりダウンロードが可能となります。
事前にご記入いただきご持参いただきますとスムーズに予防接種を受けていただけます。
※クリニックにて予診票もご準備していますのでご来院いただき、ご記入いただくことも可能です。
効果や副反応
ワクチンの効果
- インフルエンザA型の約80%、B型の約40%の発症の予防ができます。
- 入院(重症化)の可能性を、インフルエンザA型では約50%、B型では約30%減少させます。
ワクチンの副反応
- 赤み、腫れ、痛み(10~20%)
- 発熱、頭痛、寒気、だるさ(5~10%)
上記のような副反応が報告されています。いずれも通常、2~3日で治まります。
なお、インフルエンザワクチンを接種することで、インフルエンザを発症することはありません。
接種ができない人や注意が必要な人
ワクチン接種するにあたりご注意が必要な方
接種前に医師にご相談ください。
- 心臓・血管、・腎臓、・肝臓・血液の持病がある方、それらの発育に障害のある方
- 過去の予防接種において接種後2日以内に発熱、全身性発疹などのアレルギーが疑われる症状が出た方
- けいれんの既往がある方
- 過去に免疫不全の診断を受けたことがある方
- 先天性免疫不全症の病気を持つ近親者がいる方
- 間質性肺炎・気管支喘息といった呼吸器疾患のある方
- ワクチンに含まれる成分または鶏卵・鶏肉・その他鶏由来の成分に対してアレルギー反応を起こす可能性がある方
- 上記に当てはまる方でも、大半はワクチン接種が可能です。是非ご相談ください。
ワクチン接種することができない、接種が禁忌な方
- 明らかな発熱が認められる方
- 明らかに重篤な急性症状にかかっている方
- 過去にワクチンに含まれる成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方
- 医師が予防接種を行うことが不適当と判断した方
インフルエンザワクチンのよくあるご質問
量については、「1歳未満で0.1ml、1~6歳未満で0.2ml、6~13歳未満で0.3ml、13歳以上で0.5ml」だったものが、「生後6ヶ月~3歳未満で0.25ml、3歳以上で0.5ml」へと変更になりました。(いずれも1回あたりの量)
回数については、「13歳未満で2回接種、13歳以上で1回接種」だったものが、「13歳未満で2回接種、13歳以上で1回または2回接種」へと変更されました。
インフルエンザワクチンが日本に導入されたのは、1962年のことです。当時は副反応が出やすかったため、予防効果が十分でなかったものの、量を少なくせざるを得ませんでした。
1970年代に入ってより純度の高い、副反応が出にくいものが開発されましたが、それから40年あまりたってようやく、現在の接種量への変更が国内で承認された形です。
現在の接種量は、WHOが推奨している用量で、海外では以前より適用されていたものです。
副反応についても、他の予防接種にも認められる程度のものであり、重篤な副反応の増加はありません。
流行が始まる時期を、接種を済ませた状態で迎えるのが理想です。例年12月頃から感染者が増加するため、2回接種する場合であれば、1回目を10~11月に、2回目を11月中に接種するのがおすすめです。
まずは、外出後の手洗いです。石鹸を使い、手指をしっかりと洗ってください。アルコールによる消毒も有効です。
また、空気の乾燥は気道粘膜の防御機能を低下させます。加湿器などで、室内の湿度を50~60%に保ちましょう。
その他、十分な休養を確保する、バランスのよい食事を摂る、人ごみ・繁華街を避けるといったことも予防効果があります。もちろん、外出時のマスク着用も大切です。
また、家族がインフルエンザに感染してしまった場合などは、上記の対策を講じても感染してしまう場合が少なくありません。ご高齢の方、基礎疾患のある方では特に注意が必要です。そのような場合には、自費診療になりますが、抗インフルエンザ薬の予防投与によって発症を抑える方法がありますので、ぜひ当院にご相談ください。