お子様の睡眠障害・
不眠(小児)

子どもの心と発達の診療時間

いばクリニックでは、子どもの心と発達の診療を完全予約制(30分枠)で行っております。
ご予約なしで一般診療の時間枠に受診していただくことも可能ですが、その場合は5~10分ほどの診療となります。
初診なので落ち着いて話をききたい、再診だけど余裕をもって相談したいという場合には、専用時間枠での事前のご予約をお願いします。
なお、30分の専用時間枠には、学校の先生などに同席していただくことも可能です。平日の日中になってしまいますが、学校で困り事などあれば、ぜひご検討いただければと思います(受診の一環となりますので、必ずお子様の健康保険証・医療証を持って、保護者の方も一緒にご来院ください)。

火曜日・金曜日:14:00~16:00

お子様は十分な睡眠はとれていますか?

このような症状にお困りではありませんか?

  • 布団に入ってからも30分~1時間は起きている
  • 夜中に何度も目を覚ます、夜泣きをする
  • 朝、極端に早く目を覚ます
  • 睡眠時間が6時間以下
  • 無呼吸がある、いびきをかいている
  • 朝、なかなか身体を起こせない、または機嫌が悪い
  • 日中に眠そうにしている、授業中の居眠りを指摘された
  • 活気がない、または情緒不安定
  • 勉強に集中できない、やる気が出ない
  • 昼夜逆転している
  • 夜中に起きて泣き叫ぶ、歩き回る

お子様の睡眠障害はどんな病気ですか?

睡眠障害とは、睡眠の時間、質、リズムの3つのうちのどれかに問題が生じ、生活に支障を来していることを指します。
私たち大人は、日中に眠気を感じたり仕事の効率が落ちたりすると「ちゃんと寝よう」と考えることができます。しかし子どもは、日中に居眠りなどの支障があっても、睡眠が不足しているからだと、自分では容易に気づけません。
そのため、お子様の睡眠障害は発見が遅れがちです。

子どもの睡眠時間ってれくらい必要なの?

必要な睡眠時間は個人差が大きいため、一概には言えません。朝すっきり目覚めて、日中に強い眠気が生じない程度の睡眠時間が、その人にとっての必要な睡眠時間です。
ここでは、年齢ごとに一般に必要とされている睡眠時間の目安をご紹介します。大人よりも長い時間の睡眠が必要であることは一目瞭然です。

年齢 睡眠時間
1~2歳 11~14時間程度
3~5歳 10~13時間程度
6~13歳 9~11時間程度
14~17歳 8~10時間程度

日本の子どもは、睡眠時間が世界でもっとも短いことが問題視されております。子どもにとって睡眠は非常に重要で、不足するとイライラしたりキレたりする原因になるばかりか、発達や成長にも悪影響を及ぼしかねません。

お子様の睡眠不足(不眠)は発達にも影響することがあります

睡眠は、日中に使った身体を明日に備えて休ませるとともに、お子様の場合には心身の正常な発達を促す役割を担っています。
睡眠障害は、心身の健やかな発達を妨げる要因の1つとなりますので、お子様の睡眠の様子、また日中の活動の様子には、十分に注意を払ってあげてください。

お子様の睡眠障害(不眠)の原因・治療

お子様の睡眠障害でよく見られる原因をご紹介します。
該当する項目がございましたら、1つ1つ改善していきましょう。

  • テレビ、ゲーム、スマホによる夜更かし
  • 起床時間、就寝時間が一定でない
  • 休日に寝だめをしてしまう
  • 日中の活動量が少なく、夜になっても眠くならない
  • 学校やご家庭でのストレス
  • テスト勉強、受験勉強
  • 家族(両親、兄、姉)が夜型で、それに合わせて生活している
  • 耳鼻咽喉科疾患(鼻炎、扁桃・アデノイド肥大)
  • 発達障害や精神疾患による影響

ご相談の際には、症状の詳細や生活習慣などについてお伺いし、睡眠障害の原因を調べていきます。ポリソムノグラフィ―などの検査が必要と思われる方には、専門施設を紹介させていただきます。

当院では生活習慣の改善、ストレスの軽減などについてカウンセリングさせていただきます。
また、不眠を来す基礎疾患があれば、その治療も並行させていただきます。
必要と思われる方には、薬の治療について相談させていただきます。漢方診療にも対応いたします。

不安や緊張が原因と思われる方には、自律訓練法を指導させていただきます。

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